
VS34 商品情報
「VS34」は、国産バーミキュライトに放線菌・細菌・糸状菌など多種多様な有用微生物を培養吸着した、総合型の土壌改良資材です。これらの微生物が土壌中で有機物分解や静菌作用を発揮し、連作障害の軽減や土壌環境の改善に貢献します。
バーミキュライトの透水性・保水性・保肥力向上効果とあわせて、作物の健全な生育や堆肥・ボカシ肥の発酵促進など、幅広い用途に活用できる点が魅力です。
メーカー名 | ブイエス科工株式会社 |
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設立 | 1961年 |
商品名 | VS34 |
価格 | 10kg 3,520円(税込) |
有機JAS適合資材 | ー |
有効期限 | 2年間 |
VS34のおすすめポイント!

政令指定土壌改良資材であるバーミキュライトを採用し、透水性・保水性・保肥力を同時に向上。物理性を長期間維持できるため、持続可能な土づくりが実現します。

原料のバーミキュライトは自社の国内鉱山で採掘し、品質・安全性を徹底管理。他社にはない純国産の安心感と品質の高さが強みです。

バーミキュライトによる物理性の改良効果が長期間持続するため、優れたコストパフォーマンスで、長期的な土壌改良と経済性の両立を叶えます。
VS34の特性
VS34は、国産バーミキュライトに放線菌や細菌、糸状菌など多様な有用微生物を培養吸着した土壌改良資材です。土壌の静菌作用や有機物分解力を高め、連作障害の軽減や土壌環境の総合的な改善を促します。
VS34の用途
VS34は、苗床や本圃の土壌改良、堆肥やボカシ肥料の発酵促進、作物残渣や稲わらの分解、畜舎の悪臭防止など幅広い場面で活躍。幅広い作物や農業形態に対応できる万能型の資材です。
VS34モミガラ堆肥作り
準 備
VS34とモミガラ1,000kg、副資材(油カス・米ヌカ各100kg、VS34 50kg)を混ぜれば、約40日で高品質な堆肥が完成します。切り返しの回数を増やすほど良い堆肥ができ、最終的に約2トンの堆肥を得られます。
作り方
① モミガラに水をかけながら十分に踏み、VS34などの副資材とよく混ぜる。
②水分は約60%に調整する。モミガラを握って、固まりが2つに割れるぐらいが目安。
③積み込み後は、少し隙間をあけてビニールで覆いをかけ、雨水等の侵入を防ぐ。
④積み込み後、15~20日で必ず切り返しをする。その時、乾いている部分に軽く水をかける。
⑤切り返しは多いほど良い堆肥ができる。
上記の材料で約40日後、約2トンの堆肥ができます。
資材の使用量と投入目安
VS34の使用方法
用途 | 使用量(VS34) | 備考・補足 |
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モミガラ・バーク・オガクズの堆肥化 | 5袋/材料1トン | |
鶏糞・豚糞・牛糞等の堆肥化 | 1袋/材料1m³ | |
ボカシづくり(油粕・魚粉・カニガラ等) | 1袋/材料60kg | 米糠は必ず20%使用 |
苗床(3.3m²×1m) | 1袋 | VSあかきん+VSトリコ併用推奨 |
本圃(10アール 植ミゾ) | 10袋 | VSあかきん+VSトリコ併用推奨 |
水田の生ワラ処理(10アール 全面) | 2~3袋 | 米ヌカ15kg(秋・春) |
残渣処理(ソルゴー・キャベツ等 10アール 全面) | 5袋以上 | 米ヌカ50kg |
本圃の生糞処理(牛・豚・鶏 10アール 全面) | 10袋以上 | |
畜舎の悪臭防止(3.3m² 全面) | 500g以上 |
VS34の効果とは
- 土壌の静菌作用を高める
- 連作障害のリスク軽減
- 有機物分解を促進
- 土壌の保水・透水性向上
- 作物の健全な生育を支援
VS34の
使用上の注意点
使用上の注意点
1. 植ミゾや植穴への施用が効果的です(その際は十分な水分を与えてください)。
2. VSあかきん・VSトリコとの併用が一層効果を発揮します。
3. 土壌消毒を行う場合はガス抜き後に施用してください。
4. 未分解有機物との併用の際は2週間以上おいてください。
5. 冷暗所にて保存してください。※VS34はブイエス科工株式会社の登録商標です。
保管方法

直射日光を避け、高温にならないように、冷暗所で保存することが推奨
VS34の事例
VS34の野菜残渣処理・緑肥

VS34は、キャベツなど野菜残さの腐熟促進にも効果を発揮します。実際の試験では、石灰窒素を使う場合と比べて善玉微生物(放線菌)の密度が高まり、後作のキャベツの生育や品質も同等以上でした。化学肥料の使用を減らしながら、土壌環境と収量を維持できる点がVS34の大きな魅力です。